白群への指導の成果は上々です。
いきなりイツ花ちゃんにこんな説明をされる柿。
この辺は心当たりがありすぎる。
誰が家出すると言うんですかね。つい先日、新天地に向け結束を固めたばかりですよ。
コイツです。
真っ先に朱ノ首輪を取り上げ、野山ノ勲章と特注剣・鎮メ鬼を装備させました。
竜胆の忠誠心がひと月で100から22まで下がりました。ゾロ目だ!
というわけで、竜胆に名品を大量納品です。
受け取れい!
語尾に(笑)がついていると思うので、ダーク竜胆が言ってるんでしょう。
何となく大江山で朱点童子を倒した後の竜胆の忠心値でストップしておきます。
これだけ忠心を上げておけば、家出の心配もないはず。
これが朱ノ首輪の成果です。
竜胆が一生かかっても習得できなかったであろう風系の術たち。効果絶大ですね。
ただ危なすぎる!
コツコツ研鑽を重ねるしかないということか。
となると、生まれたばかりの白群含め、今いる一族の命を諦めなければいけない訳で。
柿たちは今を生きている。今強くならなきゃ意味がない。
いつかきっとなんて、ダメだ待てない。
いつやるか?今でしょ!
出陣・忘我流水道
忘我流水道で竜胆の頭を冷やそうぜ。
そんなことより黄川人くん!!君の力凄かったよ。朱ノ首輪凄いです本当に。竜胆の人生2周分くらいの力を発揮した。
庭の話は後でいいから、朱ノ首輪の話をしよう。
せめて会話の主導権くらいは一族に寄越せ!
ゴミのポイ捨てやめろ!!
右カイナ左カイナみたいな分かりやすい宝箱にしてくれ!
だが中身は抜け毛。
世界一テンションの上がらないドラゴ◯ボール探しで草。
結局会話の主導権は黄川人くんの手にあったのだ…。私たちはもう見事なまでに神様の言う通り!黄川人様の言う通り!に動かなければならない。
この足元までどっぷり浸かって歩きづらそうな水路の激流。まるで一族の人生のよう〜。逆波になって進むしかないんだな。
戦勝点2倍!良いスタートだ!
それに、えっちな人魚がいるぞお!わあい!
バミのテンションが上がる上がる。
御構い無しに容赦なく射るのが路考流よ。
ダーク竜胆くんですね、この進言。
白浪があまり効かないのは水路ステージのせい?元からこんなものだったかどうかがあやふやに…。
河童には手厳しいバミの進言。
あっ威力が低い!燃える拳が火属性だからか?!これは失敗だ…。
燃える拳がシケた拳になっている。
秋津ノ薙刀です。これは青磁と柿が相翼院に出陣した際に取りたいと思った武器ですね。
ゲットしたものの使い手がいないんだよなあ。
忘我流水道のスクショを並べたら水道管ゲームが出来るのでは?
どこを見ても同じ景色なので全く地理が覚えられない。
鉄クマ大将の色違いだ!
そしてスロットは榊の胴丸が二つ。防具は大変嬉しい!
硬いですね。
竜胆の土々呂もイマイチ。
単純にワルに憧れるバミの図。
金トラ大将、金剛かよってくらい固い。はやく錆びて。
源太の剣よりも特注剣・鎮メ鬼の方が安定して強いのだろうか?謎を残したまま撃破。
路考のボーナスタイム。活きのいい宝だよ〜!
ヘイお待ち!
というわけで雷電の併せです。
水は雷に弱いというポケ◯ン理論です。
それでも金トラが残るのか!
竜胆くん!見ててほしいっス!
バミの蹴りで沈めて終了。
ダーク竜胆にマジカッケーと言いつつ、路考にも鏡を向けるのがバミらしいよ。何も考えてないと思う。
技力的に毎回併せをするわけにもいかないので…武人戦法の方がいいかもしれない。
素直に攻撃するのも癪なので土々呂をぶちかますダーク竜胆。
いや、普通に私が間違えただけなんですが。何のための武人?
路考がみどろ、バミが寝太郎を食らってしまった。状態異常パレード開催中となれば、3月の竜胆を添え竜胆したくなる。
みどろこうとバミ太郎のラタトゥイユ〜呪われた竜胆を添えて〜
仙酔酒で回復します。
路考せんせー無事っスかー?
またみどろを食らう路考。
…………
金トラを射抜いて終了!
雑魚戦なのに、一戦一戦が長いんですよね。
その割に獲得できる戦勝点も少なく…コスパ悪すぎ侍なんですが、どうすりゃいいんだ。
小手調べに竜胆が斬る。
これは雷槌丸!ヤバイんじゃないか?
らいでーん!!!
ヤバイ!バミがヤバイ!
お地母で回復しよう。
バミ、それで合ってる。お雫しよう。
血火弾だと!首吊りお紺ちゃんの得意技の!
いやーでも雷電の方が怖いです。
雷電禁止!雷電禁止!
これ雑魚戦ですよ……。絶望的すぎる。
盤面に残る敵が金トラ大将だけなら良かったんですが…。
戦況は敵全員を残した状態。しかも雷鳥一体にしかダメージが通っておらず、他の敵は未だ無傷。
これ、全滅ある。雷電3連続+金トラの通常攻撃で死ぬぞ……。
バミなんてあと雷電確1で溶ける。
当主ノ指輪に縋りたい路考。
だけど己の指にはめられているのは、所詮作り物の当主ノ指輪。
勿論、源太くんの魂など宿っていません。
お地母でも回復しきれない。
防御をしても連撃が来ることは確定なので、生き残る保証はない。
いっそ逃げるか…?
でも逃げるための御守りは持ってきていない。
退却するしかない。だがもし退却失敗したら?
なし崩死…それに何より…。
去年の太刀風・雷電五郎戦の死闘が脳裏によぎります。
あの時も死にかけたなあ…。
まずはお地母でいくぞ!
助かった、怒槌丸だ!
コイツは竜胆の一撃を食らってるので、バミの蹴りで倒せるはず!
よし、まずは一体!雷鳥から着実に仕留めていく!
コイツらに雷電を撃たせないこと、それが最も生存率を上げる方法であるはず!
竜胆も感化されていてほしい。だから、お地母にしようか悩みましたが…
君はポイントゲッターだから、攻撃で。
そしてまた雷電を食らったのでお地母で回復。
怒槌丸です。よし、いける。
竜胆は攻撃。これで二体目撃破!
路考はお地母続行で戦線維持を。
バミ…竜胆の火力が欲しいんだな。
このフィールドが今のバミに不向きなだけなんだ。燃える拳…。
ここはお雫で参謀であり隊長でもある路考を守ってくれ。
まあそうそう眠ってくれませんね。
うーん、バミはお雫で。火属性武器じゃなければもっと活躍させてあげられたのに。
いってえな!
オラ!かかって来いよ!お前の相手はおれだ!
竜胆の斬りで雷鳥は全て撃破!
残るは金トラのみ!
くぅ〜〜効かねえ〜〜
さらにまた金トラが路考を殴ってきたので、バミによるお地母で回復。
路考による矢!
最高。信じてた。
おいしいところはいつも竜胆が持っていくんですよね。
勝った…!生きてる…!
生きて帰れる…!
それだけでハッピー!
ついにこの時が来たか…。
五代目当主、選定の儀。
路考…竜胆…。榛を支えてほしい。
そんなことはない。
イツ花ちゃんは柿にとっての光だった。
まあなんていうか柿は一言でいうと「めんどくさい男」に尽きる。
誰がどう見てもめんどくさい男でしょう。強気と弱気の振れ幅がデカすぎる。
そうなったのは彼の性格のほか、境遇も影響していると思います。
柿の転落人生でも振り返るか〜。
柿の人生の絶頂期こと訓練時期です。最初からクライマックス。
青磁の父こと小豆が病に伏せたタイミングでやってきたのが、この柿という男。
特技は薬草摘みだと言うのです。
神様かと思った。
そして本当に病を治した。柿が来た翌月、小豆の病が消え去った。
神様だと思った。
みんな柿に期待した。スゴイスゴイと持て囃した。
そりゃあ運命のいたずらだと分かっていても、柿は嬉しいわけですよ。
それで「自分はこれからもそういう存在で在り続けたい」と思うんです。
柿がありのままでいられた時代。父こと千種とともに出陣していた時期です。
その際、父が存命の間に呪いを解くことは叶わないと分かりました。
自分の手では救えないものがある。
それがうっすらと見えてきたのです。
父親が死して四代目当主に就任します。
ここから彼の転落人生が始まります。
ついに現実を知ることになるのです。
①肩を並べていたライバルと思しき男に自分との格の違いを見せつけられる。
②父の片腕だった人の忠心が下がり、当主として認められていないことを実感する。
③戦況を見て指示出しばかりしていたら、仲間内全員の忠心が安定しなくなる。
④方向性を変えて進言を採用するスタイルへ切り替えたが、溝がより深まった。
⑤初恋の人を諦め、一族のために政略交神。
⑥最も長く時を過ごした人を、呪いが解かれるであろう寸前に亡くす。
⑦朱点童子を討伐してしまう。呪いが解けない。青磁に汚名を着せた。他人の幸せを喜べない。
なんか普通にかわいそうになってきた。
時が経つにつれて自分のメッキが剥がされていく柿。
大江山の後、何が柿を苦しめたのか。
路考や竜胆のように、己に課せられた呪いが解けないことを嘆いたわけではない。
黄川人くんに裏切られたことが悲しかったわけでも、神に利用されたことが辛かったわけでもない。
己が「救い手」として相応しくないと自分自身で認めてしまったから苦しかったんだ。
柿のやりたいことは一貫しています。
「自分の手で誰かを救いたい。」
簡単に言えば、「ライ麦畑のキャッチャー」になりたいのです。
なのに、青磁を傷つけたこと。それなのに彼は未だ自分を守っていてくれていること。
自分を信じてついてきてくれた路考や竜胆、家で待っていた榛への申し訳なさ。
呪いから解放され天界へ戻った神に対して、「本当に良かった」と心から言えなかったこと。
自分の信念や理想と反する自分が”そこ“にいた。
「えぇ?」と思いますが、柿にとっては一大事なんです。存在意義にかかってくるので。
こりゃあ「自分のことしか考えてない」と、「当主にふさわしくない」と本人も言いますな。
ただ…なんか放っておけないんですよね。
繊細なのに、同じくらい負けず嫌いな人。
そういうチグハグで打てば響くところが、青磁は面白いと思ったんだろうね。
お涼様も「いじめたい♡」という名目で可愛がりたかったんだろうね。
ドSホイホイのプロ。
そして、路考や竜胆も柿を見捨てなかった。
それは柿の「自分のことしか考えていない」の源流が奉仕の心から来ていることを、何となく感じ取っているからではないかなあ。
だから、大江山の後の新しい世界をみんなで見に行った。
だって柿がいないと駄目なんだ。
戦闘で「生き残る」ための戦略を考えてくれるのが柿。
攻撃の要も竜胆と並んで、柿なのです。
あのデカイ槌で振り下ろされる問答無用の破壊力…男なら誰でもロマンを感じてしまう。
もうあの威力を見ただけで、何をやっても許されそう感がある。
意地っ張りで不安定な柿の心。壊し屋の運命任せの破壊力。
このバランス感が私は好きですね。
あと何度でも言いますが、小豆が病に伏せた月に柿は来訪してきたんです。
「薬草摘みが得意」という特徴をぶら下げて。
それで次の月に小豆の病が完治したんだよ。
そして小豆は死に際に、私が死ぬ時言ってみたい言葉No. 1の言葉を遺して逝った。
私は柿という男に神を見たんです。
だから私は未だに彼の中に神の影を探してしまう。
こんな人間くさい男に対して。
柿が青磁に向けた感情と同じものを私は柿に抱いている。
だから、柿に呪いを解いて欲しかった。
救世主で在り続けて欲しかった。
柿が当主にふさわしいと思ったから。
面倒くさい善人という人間性のせいで自分の人生を荊にしていた、生き方下手くそ選手権優勝の男が私はめちゃくちゃ好きです。
あー完全に生きると思っていた柿が死んでいくのが認められない。
今すぐ力が欲しい…
体の火が欲しい!!!!
そして殴る!!!バミの燃える拳で!!!
5000兆点パンチ!!!!!!!
涙のシャドウボクシング大会、開催!!!!!
優勝!!!!!
3月と4月。
竜胆に朱ノ首輪をつけてもらったのも、今いるみんなで何とかして生きて欲しいと思ったからで…。
爆笑ポイントは、その縋った先の藁が宿敵の力ということか。
黄川人くん…笑えばいいと思うよ……。
転落人生なんて言ったけど、最後はちょっとだけ上昇していると思う。
柿の思いはようやく伝わったから。
これからを思うと不安は残る。
だけど柿はもう決めているんだよな。
路考や竜胆の心に触れて、決めたことがあるんだな。
薬草の茂る草原に、長い赤い髪の男が立っていたのなら、それはきっと柿なのでしょう。
そこで家族たちが、野を駆け回るのをずっと見ているのだ。
彼らが崖から落ちないように。
漫画:おにごっこ