五代目当主:榛

1023年4月 交神・白群

紫陽花ことアンジーが元服しました。これで大人の仲間入り。
アンジーは「早く大人になりたい」と思っていたのでは?

父親の竜胆や当主のバミ、年の近いびゃっくんを見ていて、漠然と「大人になったら何でもできる。強くなれる。」というそういう夢を抱いていたのかも。

相場…お前はいつもそうだよ。

そんな中、実はびゃっくんが先月誕生日を迎えております。
おめでとう!こういう時のプレゼント、めちゃくちゃ迷います。
耳かきをあげて良いものかどうか…。
その人の得意分野のものをプレゼントしたいけど、得意分野だからこそ躊躇ってしまうものです。

紫陽花(アンジー)
紫陽花(アンジー)
びゃっくん!何か欲しいものある?
榛(バミ)
榛(バミ)
何でも言ってくれ!
白群(びゃっくん)
白群(びゃっくん)
休みがほしい
榛(バミ)
榛(バミ)
じゃあ、交神な!
白群(びゃっくん)
白群(びゃっくん)
休みじゃねーじゃんそれ〜〜〜

というわけで、有無を言わさず交神です。
小旅行だと思ってくれ。
でもびゃっくんにとっては、憂鬱でしかないんだろうなあ。
神様には苦い思い出があるので。

仕方なく畳に寝っ転がりながら、ペラペラと神様一覧を流し見する白群。
イツ花ちゃんが交神の儀の準備を完了させるまで、一人で時間を潰そう。

交神・白群

白群はそもそも交神や神に興味ないんだろうなあ。天界のことなんて、知ったこっちゃないって感じ。

ぐーたらするのが好きで、でも大筒に関しては結構キッチリしてる。
戦闘中に単発と散弾を使い分けて、それに合わせるように進言も変えている。

だから、どーでもいい事だらけの世の中だけど、こだわる所はこだわるんだと思う。

ダウナーで貧弱なんだけど、意外と腕っぷしは強い。体の火はバミよりも高いです。多分バミとびゃっくんが腕相撲をしても、勝つのはびゃっくん。

腕相撲で負けて「???」という顔をしているバミに、「もう満足した?」と言うのがびゃっくん。
もう一回!もう一回!とバミにせがまれても、おそらくびゃっくんがやる気をなくすまでは結果は変わらないでしょう。意外や意外。

もっと客観的に記されたものを見れば、一族内の能力相関がよく見えるかもしれない。

というわけで、久々に見る番付。
前に見たのはいつだろうと思って遡れば、ちょうど1年程前の、白群の父・路考の交神の時でした。

顔ぶれはやはり変わっていますね。

これは心部門。
白群は心の風が一位なんですよね。そして、心の土も柿や竜胆に次いでランクイン。
気楽に生活がしたい白群らしい心の値。

バミが火と水の部門に入ってるのも面白いんだけど、まだ生まれて間もない孔雀様が心の火部門にランクインしているのも笑ってしまう。

これは技部門。ひっどい。
白群から見て二世代前の青磁が未だにランクインしているどころか、2部門で首位にいる。
技が本当に苦手なんだ、この一族は…。

唯一青磁が苦手としていた風部門のみ、バミ世代が総なめしています。
技の土は孔雀様が育ち盛りなので、ここはそのうちランキング入れ替えになりそうですが…技の火…燃える拳……バミ………ウッ…………。

これは体部門。火と風の白群。性格とは裏腹に、戦闘は攻撃特化なんですよね。

水は柿世代に占拠されている。体力あるんですよね。
路考なんて弓使いなのに、めちゃくちゃタフだった。それが、心にも現れてたのかもしれない。

土部門にかろうじてバミがランクイン。今の戦闘はバミの耐久に助けられている部分が十二分にあります。


これはひどい第二弾。未だに青磁がトップなんだよなあ…。

技力自慢はもう小豆家系しかランクインしていない。
現状アンジーの技力の伸びが良く、そのうちセイジーを抜きそうなのでここは安心です。

問題は戦勝点です。どうやって戦勝点を稼いだらいいんだ?
戦勝点は奉納点…交神にも関わるので、湯水のように欲しい。

柿、青磁は大江山前のボスラッシュでここまで伸びたのですが、今は敵も強くなり、おいそれと大ボスに挑めなくなってしまいました。

大ボスどころか、中ボスが強いんですよ。

これは何だったんだ。

同じ水の神様でも全然違う。
一方の神には命を奪われ、一方の神にその命を拾われた。
水の神様に対して、どんな気持ちを抱いていいのかわからない。

白群の感情は、恐怖の方に軍配が上がっているのでしょう。

アンジーが真名姫戦後のリハビリ戦で白浪を使った時、

びゃっくんは動揺して全命中させることができなかった。
これが白群の心の弱さ。

でもアンジーはそんなびゃっくんに有寿ノ宝鏡をずっと向けようとしています。

これは鳴神小太郎戦の時から変わりません。慕われているんでしょうね。
でも、びゃっくんは自身を「そんな風に慕われる人物ではない」と思っています。

バミもアンジーと同じく、びゃっくんのことを信頼してるんだけどな…。
だから、二人で稲荷ノ狐次郎の元へと発破をかけに行きました。

びゃっくんはこの砲撃で、五世代目の中では最も打点を稼いでいる。なのに、自己評価が低い。もうこれは誰のせいとかではなく、性格の問題だと思う。

バミやアンジーが簡単にへこたれない心を持っているとしたら、びゃっくんは割とすぐにへこたれます。耐え性が無いというか。

だってすぐ溶ける。攻撃の割に防御がカスカスです。

元々びゃっくんは耳かきが必携なだけあって、誰かに耳かきをして欲しいというか…甘えたがりの人間だと思います。だから、年上の人間に懐く。
年上の人におんぶに抱っこしてもらってラクして生きる寸法よ。

幸い、びゃっくんの上の世代の柿、路考、竜胆はみんな面倒見の良い人間だったしね。
でもそれは長く続かない。

自分が一番年下の時はそれで良かったんですが、アンジーや孔雀様が生まれてからはそうはいかない。
やっぱり歳を重ねると求められていることや、あるべき姿っていうのが変わってくると思います。

びゃっくんはその「あるべき姿」っていうのが、バミやアンジーのような自分の力量を省みずに強敵へ立ち向かっていける人だと思うようになったんじゃないかなあ。

でも、分かっていてもそれが出来ない。戦闘もバミがやるって言うから頑張ろうって思えるだけで、特別自ら何かに挑戦しに行きたいとは思っていない。

だからアンジーとの鳥居千万宮リハビリ戦では、安全重視の戦いを選んだ。

そしたらアンジーが…自分より年下のアンジーが、自分よりずっとずっと成長してるってことを知って…「俺って駄目なやつかも」って内心思っちゃうんだよなあ。

それなのに、そんなアンジーから「びゃっくんは強いから」って鏡を向けられると、純粋な彼女を騙してるみたいで、尚更いたたまれなくなるんだ。

そういうびゃっくんの心境を考えると…

この辺りの神様がいいなあ。
びゃっくんを甘やかしてくれそうなお姉さん。
絶対年上好きでしょ。神様は全員年上ですよ。

というわけで、この辺の神様とテキトーに交神してこよう。イツ花ちゃんシクヨロ。

ちなみにママ紅ちゃん。
めっちゃ甘やかしてくれそう。何気にめちゃくちゃ出世している。
紅子様は曼珠沙華の神様なので、人の生死には聡そうです。

びゃっくんが三途の川を渡りそうになっていたのも、気づいていたかもしれない。

紅子様が三途の川で仕事をしていたら、どんぶらこどんぶらこと息子が流れてきた。桃太郎ならぬ真名太郎だよ。

そういえば真名姫様って、天界では有名人なんですよね?紅子様もご存知かも。
身も心も美しかったのだろうに…。今や◯イオハザードですよ。人類の脅威はいつも人が生み出したものだ。

人が生み出した悪と言えば、朱点童子も元々人が生み出したものなんですよね。

京の人々が朱点童子もとい黄川人くんの故郷をクシャ◯殿下のごとく「焼き払え!」と言って巨◯兵が焼き払ったことで、こんなことになっちまったんですよ。
そこは巨◯兵腐っておけよ。
そのおかげで苦労してんだよこっちは。

紅子様だってそのとばっちりで、朱点童子に囚われていたわけですしね。

そんなこんなのこともあり、「母さんは人を憎んでいる?」とびゃっくんがつい聞いちゃうと、紅子様は「私が貴方や貴方の父を憎んだことがありましたか?」と返すんだよなあ〜〜。路考が紅子様を救出したんだもんなあ〜〜。

母親と話して、なんとなく見えてきたびゃっくん。

織姫様の元にやってきます。
高い技の土を持った女性。術への耐性抜群の神様。
そんな織姫様に白群は尋ねます。

「三途の川からは見えなかった。水を這う人魚しか見えなかった。
天の川からは見えるの?天を翔ける魚が」

そして織姫様が指し示すんだよね、天を翔ける魚の居場所を。

って竜は魚じゃないから!
何やら無礼者がやってきたことで、表に現れた竜実様。
鱗があったら人魚も竜も似たようなもんだと言い張るびゃっくんだけど、お目当ての人物が現れたのでこれ幸いです。

というわけで、交神のお相手は下諏訪竜実様です。

竜実様は技がマジで凄い。その他も高いので、全体的な素質の底上げに一役買ってくれそう。文句なし。
キャラ的には完全にびゃっくんの好みとは正反対ですけどね。

ちなみに上諏訪竜穂様も悩みましたが、奉納点が高すぎたので…。
素質の底上げといえば、この後に控えているアンジーもですよ。
半年後のアンジー用に奉納点を残しておきたい。

水は怖いし、年下も苦手。
でもこれはびゃっくんのささやかな反抗。
ちょっとした意地。

ぽつぽつとではあるものの、真名姫様との出来事も竜実様に話すんだろうなあ。
竜実様もなんとなく察するわけよ。で、ちょっと企んじゃうわけよ。

イイところに連れて行ってあげる、と白群に言い、諏訪竜姉妹の管理する竜の祠まで案内してくれそう。

それで忘我流水道を思わせる祠に行ってさ〜滝壺が見えるんすわ。
思わず身構えてしまうびゃっくん。

そこから顔を出していたのは人魚。

ではなく優しい目をした竜の姿。
荒療治だけど、びゃっくんの忘我流水道へのトラウマは少しずつ良い方へ転化していくんじゃないかな…。

心のリハビリ。自宅で簡単ドラゴンセラピー。

まあそんな大切な場所を簡単に教えていいのかって言われるとそうでもないと思うけどね。多分お姉ちゃんにバレたら怒られそう。
でもどうしても白群に見せたかった。だって…

「だってあなた頑張ってるんだもん」

本当にね、戦勝点稼ぎの筆頭なんですよね、びゃっくんは。
この調子だと、いずれ戦勝点番付一位の青磁を抜くんじゃないかな。

バミとは僅差だし、

アンジーの倍くらいは戦ってる。ぐーたらが好きとか言っておきながら、めちゃくちゃ頑張ってるんだよ。

だからそんなこと言われたらさ…ぽろぽろ泣いちゃう。

戦地ではバミが泣いていたから泣けないし、

自分より先に散ったアンジーはもう既に立ち上がろうとしているし、間に挟まれた男は泣くに泣けなかったんだ。

「また怖いと思った時は、ここを思い出して。あなたの怖れを、ここの竜が全部食らっちゃうんだから!」

と笑いながら言ってくれる竜実様。
そういう笑い飛ばせる快活さが欲しかったんだよね、びゃっくんは。

そうだよ。だから、あんたを選んだんだ。