
先月ゲットした魂捧げを早速習得した木枯。孔雀様へ捧げよう。
そして本当に惚れ惚れする技力と技水。一族ダントツです。

40は凄い。

ほとんどみるみるでした。戦の申し子。

凰招来という最高火術も習得しそう。

母上の術である芭蕉嵐にも手が届きそうなので、指輪で調整してみました。

高額買取!凄い…所持金よりも高い額で売れる……。
競りに出したいな……多分もっと高値で売れる………。

さて、今月なのですが相思の交神をします!
交神・相思

先月、抱えていた思いの丈を現当主であり友達(だと思っている)の杏に打ち明けてみた結果、忠心が2下がったそーちゃん……どうします?
相思の抱えていた思いとは、平たく言えば「黄川人こと朱点童子に共感している」ことです。
これは一族的に言うと、とても特殊だと思います。本来憎むべき相手に心を併せているわけですからね。
以下長いので、まとめに飛ぶ場合はこちらから。


何でそんなことになったかというと、決定打はこれです。
このお業さんの台詞には、朱点童子と一族が血縁者であることが暗示されています。
いわば、黄川人くんと一族は同胞なのです。
その同胞たる黄川人くんと争う理由は、当然物語の主題の「呪いからの解放」と「復讐」のためですね。
「家族の仇を討つために、めちゃくちゃにされた故郷のために、何より自分のために、人でないものと協力し人智を越えた力を身につけ、宿敵を打倒する復讐の物語」
そういうお話です。

ですが同じ文章が、黄川人くんにもピッタリと当てはまります。
一族と黄川人くんは鏡合わせの存在です。視点が違うだけで、境遇、思考、行動はほぼ同じです。
当然ですね。黄川人くんがそう仕向けたんですから。
違うのは目的へのアプローチの仕方でしょうか。

さて、杏の持つ継承刀・鎮メ鬼には過去の持ち主の記憶を見ることが出来るという設定があります。

鎮メ鬼の過去の所持者は竜胆(リンドウ)という男です。

彼は大江山朱点童子討伐前後を生き抜いた一族です。
彼の記憶が継承刀に宿っているのです。

そのためプレイヤー以外には有耶無耶になっていたはずの大江山前後の詳細を、限られた一族のみ知ることが出来ています。
一族にある手記等の記録としては、おそらく当時の当主・柿は黄川人くんがムービーで話していたような内容を記録していないと思います。トラウマなので。
一族としての正式な手記は、イツ花ちゃんがゲーム上に残している一族史のような、簡素なものになっているのではないのでしょうか。
歴史に葬られた大江山前後の詳細について知る存命の一族は、現在2名。

継承刀を継いだ現当主・杏(キョウ)と、

杏から継承刀を借りた相思です。
何とも運命的なことに、相思の職業は壊し屋。大江山当主の柿と同じ職業・同じ武器を使っています。


大江山時代の柿と竜胆、


今を生きる杏と相思。
どちらも当主家系と三子家系の男です。
職業を入れ替え、しかし当時と同じ武器を持つ者同士です。
何となく不思議な縁を感じてしまいます。
ていうか血と顔が似ている。当主は立ち絵でむすっとしてるけど、三子は立ち絵で微笑むから。血が表情に出るの笑える。

杏はこの継承刀の秘密を相思以外には秘密にしています。
多分、相思には話してみてもいいかも…と思ったのではないでしょうか。秘密の共有は絆を強くすることの現れですしね。
あとは単純に相思が勉強嫌いなのを知っていたから、「こんな勉強法もあるよ」と言えば相思は乗るかもしれないな、と思ったのかもしれません。
鎮メ鬼の元持ち主の子孫に持たせてみたら、何か起こるかもという期待もあったかもしれません。


まあそんな感じで、相思は大江山で打ちのめされ立ち上がった過去の一族を知っています。
ただ大江山の話を聞いただけでは、
「ほーん。そんな感じだったのか。これをあそこで知った爺さんたちは可哀想だな」
って感じでただの歴史の勉強としか思っていなかったと思います。


そこに、片羽ノお業から明かされた事実が効いたんですね。だって、始祖のお輪は”分かっていた”わけですから。
一族は朱点童子の復讐に巻き込まれた被害者で、哀れに思った神様が掬い上げて勇者に仕立てようとしたわけではない。
兵器になるべく、始まりから全て仕組まれていた存在だと推測出来るのです。
大江山でドン底に落とされた柿たち。
でもそこからまた頑張ろうって、癒えぬ傷を三人で繋ぎ合わせて再起したのを、杏と相思は知っています。


その再起すら、茶番なんですよね。
朱点童子と天界の抗争の影響力と、一族の事情ではスケールが違いすぎます。一族がどんなに「俺ら頑張ろうね!」と言っても、一族側の気持ちは淘汰されてしまいます。
全ては天界や朱点童子の思惑の上でのことです。そして何故か今は、天界と朱点童子で家族喧嘩みたいなことをしている。
「呆れた」「許せん」「馬鹿にするな」というのが杏の気持ちです。

杏は他人に自分を語ることをあまりしませんが、彼は柿たちが人生をかけた討伐や決意を無下にされた過去を継承刀の力により永遠と見ています。
悔しすぎるのです。あの時自分の祖先が大江山で流した涙は何だったんだ。
自分たちを馬鹿にする奴らが許せない。だから早く当主ノ指輪が欲しいし、奥義も初陣で創作します。
(杏にとって)尊敬出来る方の始祖・源太の奥義も復活させ、他人の心情はさておき己の使命を果たそうとします。
そんな杏には「朱点童子に共鳴している」という相思は意味がわかりません。「お前は継承刀の記憶から何を見たんだ」となります。そらそうよ。

本来なら「クッソ〜朱点童子め、同じ血族とはいえこの仕打ちは許せん!」となるはずです。
あと「お前母親いらんとかスカシてたくせに、結局ママからのチクリで結果得てんじゃねえか!ぜってえぶっ倒してやるからな!」となります。
ですが、相思って特殊なんですよね…………。

相思は朱点童子に「そりゃお前はそうしたくなるわな…」という感情を抱くのです。
相思は(本人の願望ありきとはいえ)親が二組います。


星彦様と織姫様、白群と紫陽花の二組の男女の想いが重なり合った結果、「相思」が生まれたと思っています。親が二組いるから幸せも二倍と思っています。
だから相思と同じく親を二組持っていて、それぞれの環境で家庭をぶち壊され、そんな男が朱点童子として再起し復讐を果たしていく姿は相思に非常に刺さります。

たとえ相思の親を苦しめるのがその宿敵であったとしても、です。二律背反した思いがあるのです。
だからこそ、そんなこと誰にも言えない。孔雀様や木枯には確固とした信念があるし、きっとわかってくれない。
ならば、同じ大江山の過去を知る杏に相談してみよう……と思って撃沈したのが先月です。

相思の理解者は、おそらく過去の一族を含めてもいないでしょう。
それくらい特殊です。朱点童子への復讐心と同情を併せ持ち、惹かれている一族は。
以上、長々と語りました。
以下、まとめました。
よくわかる シズメキ一族劇場
1021-1022年
1024年


どうしよっかなあ。

これが一番相思の心的には負担がないんだけど、倫理的にダメな気がした。
いや実際相思の母親はアンジーなので、織姫様と交神しても問題ないんだけど……。

天空のハルカ様。
かわいいですね!元気そうな方なので、本来元気っ子の相思にピッタリなんですが、なんというか相思がこの交神で求めてるのはそういうのではない気が………。

百合唐蝶子様。
清廉潔白なお嬢様感があって良いですね。
深窓の令嬢と村男って感じがします。けど、うーん…もう一声欲しい。

魔切り姫様。めちゃくちゃカマキリ。
けど名前的に、相思の心に巣食う魔を斬ってくれそうじゃない?
本当は誰かに理解してほしかったこの気持ち……友達の杏に斬らせてしまうのは嫌だから、魔切り姫様に斬ってもらおう。


素質的には相思の良いところを伸ばしつつ、体の火を補ってもらう感じで。急に適当になるな。

あーすごい。糧にされちゃうんだ、相思…。
それくらいが良いのかも。魔切り姫様、嘘つかなさそうだし。直球で。
でも姫様ってくらいだから問答無用でぶった斬るような女神様ではないと思う。
斬り方というか、斬るものにもにもこだわりがあると思う。
そこは魔斬り姫様なりのプライド………美学があるんじゃないでしょうか。

魔切り姫様、何を言っても無表情で淡々としていると思うし、質問してもツンとしていそう。
初めは「何だよ!」って相思は思ったかもしれない。
でも返事は返ってくるし、言葉は直球で切れ味は鋭いけど嘘がないことはわかるから、相思も心を明かしそうじゃない?
聞いてなくてもいいから、独り言だからって感じで色々楽しかったこと、辛かったこと、嬉しかったこと、悲しかったことを話す。
口数の多くない姫様の隣で、おしゃべりな男がずっと話している。
一族のことも、朱点童子のことも。
それで、なんとなく察するわけですよ、魔切り姫様も。


