髪斬り抜刀編

1025年7月 出陣・白骨城(後編)

綺麗〜〜………今までで一番好きなステージかもしれません………ずっと見ていたい………。

先ほど聞いた加害者・大江ノ捨丸の話の続きを、被害者・黄川人くんの口から語られている。上手い具合に噛み合っていてめちゃくちゃ分かりやすい。

黄川人くん視点だとそうですよね。

はい。
該当する人が今この目の前に二人います。

大江山の朱点童子ってそういう経緯であそこにいたのか!
アイツも被害者だったんだな…。

だからこんな言葉を言ったんですね!
この台詞、めちゃくちゃ印象的で…あの鬼の台詞とはいえ大好きなんです。
「どっちが鬼だ」と朱点童子も思ったんだろうなあ。

チカラが有り余っているはずの黄川人くんでも出るのが難しい…。

序章で少女の身に宿り取り込んだことですし、そういう芸風の鬼なのかもしれない。

それでこれか!
私は「鏡=反射」と思い込んでいたけど(有寿ノ宝鏡、白鏡、黒鏡の存在もあって)、ここの文脈では「鏡=魔封じ」という意味だったのか。

封印アイテムの鏡(赤鬼朱点)を倒した。つまり割った。アイツの封印を解いちまいやがった。そう言いたかったんですかね。
臭いものに蓋をしていたのに、その蓋を一族が割ったんだ。

突然のH◯ME MADE 家族難民救済。
サンキュー!!

本当にここ…綺麗だなあ……。
BGMと相まって、凄く神秘的な場所に見える。

そして、大江ノ捨丸の話だけでもお腹いっぱいだったのに、黄川人くんの話を聞いて胃もたれを起こしています。

言わば諸悪の根源ですよね、大江ノ捨丸って。
神様側からすれば計画を丸つぶれにさせられたんですよね。

神と鬼、どの側面から見ても大江ノ捨丸は悪なのに何故彼は神様なんでしょうか?
木枯は神様になれなかったのに……(一生言う)

五郎さんたちは追放したのに、天界の当初計画を崩壊させた張本人は追放しないことが怖い。いや、追放はしてるのかもしれないけど。

黄川人くんだってそうです。わざわざ「英霊の間」なんて場所に宿敵の大江ノ捨丸を配置する意味ってなに………。

そもそも黄川人くんが大ボスを配置しているのかな?五郎さん達は神によってあの場所に幽閉されていると説明がありました。

何らかの形で捨丸が神になって、だけど神になる資格が彼には無いので(独断)、五郎さんたちのように捨丸と縁深いここ白骨城に追放したとしたら?

関連して、全く分からなかった太刀風五郎の台詞の意味がようやくわかりました。
太刀風五郎さんが言いたかったことはこうでしょうか。

よかれと思って神が人間界にチャチャを入れて大江山が崩壊し、朱点童子を生み出したではないか。自身の過去を踏まえても、神が人間に介入してもロクなことが起こらない。

大江山に朱点童子を封印したというのに、また神が人間界にチョッカイを出してお前ら「一族」を生み出した。
その一族たちがせっかく封印した真の朱点童子を解放してしまったらどうするんだ。

まさかコイツらに解放させるつもりなのーーーーーッッッ?!?!?!

何も知らない一族にそんな無茶をさせる昼子様ヒデエ……朱点童子を解放して天界と鬼の争いに首を突っ込んでどうなるか、一族は覚悟してろよ!!

ってことですかね。で、雷電五郎が、

昼子様も弟の朱点童子に大損害食らわされたのによくやるねえ。傷を負ってなお、同じことを繰り返す。今度は一族を最終兵器として朱点童子と戦わせたいってことだ。

それはお前らが人間だからか?それとも、人と神の子だからなせる業か?いずれにせよ、元人間の昼子様にしか出来ない計略だ。いいだろう、ならばここでわしらが一族を鍛えてやる!

と大江山後に言っています。
五郎さんたちは人に優しいから、追放された身でありながらも一族にも昼子様にも優しいのかな。

大江ノ捨丸もお夏さん多分同じ。お夏さんは私情入ってるかもしれませんが…。
「許されざること」をした神を追放という名目で地上に送り込み、一族の踏み台になってもらっているんじゃないのかなあ。

これ以外の理由で大江ノ捨丸が神になってるんだったら私はどうすれば…木枯は氏神になれなかったのに……(まだ言う)

昼子様がお業さんの娘で大江山で果てた命の一つなのだとしたら、赤ちゃんだった黄川人くんより一層、捨丸に対して恨みを抱きませんか?

でも、その自分の復讐心以上に「復讐心に操られている弟を止める」という覚悟があったから、黄川人くんと同じ道を辿っていないんだと私は思います。

それで昼子様の代わりに表に出されたのが、真名姫様曰く「朱点用の秘密兵器」こと一族……。
人だから何度も挑んでくる。その度に強くなる。神ならそんなことはしない。

天界は今どっちの味方っていうのは、「一度封印したはずの黄川人くんを解放する=黄川人くんの味方」と考えれば、「どっちの味方なの?」って言葉が出るのはわかるかも。

わからないのは、「なぜ黄川人くんへ引導を渡す役が一族なのか」、「なぜ昼子様では駄目なのか」っていうことか…。「じゃないとゲームとして成り立たないから」で片付けてしまってもいいんですが、それだと面白くないじゃないですか。

私は「昼子ーイツ花ー黄川人」三人姉弟だった説を見ています。
大江山で死んだ姉=昼子様、実は生きてた姉=イツ花ちゃんです。

昼子様が死んで神となって「弟を止めるのは私しかいない」「そのためにはどんな手を使っても構わない」って考えた時、最終兵器一族の側に就かせるのが他の誰でもない血の繋がりのある最も信頼できる身内のイツ花ちゃんっていうのが、昼子様の強さと脆さを表しているみたいでええやん。

イツ花ちゃんは昼子様を物凄く慕っているし、昼子様的には絶対に自分を裏切らない確信がある半身のように思っているから、彼女を一族の元に就かせたんだろうなあ。

とまあ、天界と朱点童子の闇が深すぎて、何だかもう黄川人くんに対抗するにはここまで捨てないといけないのかと……。黄川人くんが捨てたものは倫理・理性で、昼子様が捨てたのが心・感情で、イツ花ちゃんはその間に立っている…だからイツ花ちゃんは人なんだと思います。

そして、杏さんの上位互換が黄川人くんや昼子様です。
杏さん……復讐のためとはいえ、そこまで出来るのだろうか。

業と輪廻。天女姉妹。

カルマであるお業さんの子供達が感情と理性ですべてを動かしている図と、サンサーラであるお輪さんの子供達が交神で命の輪廻を繋ぎ合わせ、カルマを解き放とうとしている図、めっちゃ神話じゃん……っていう語彙力のない感想を抱きました。

そう感傷的になりながら髪が封印されたこの幻想的で神秘的な地に立っていると、何か一族が今まで以上にちっぽけな存在に感じてしまいます。
髪という強大な敵を倒しているはずなのに。

それでもそんな神と鬼の思惑が入り乱れたこの地がさ…復讐って美しいものじゃないのに、黄川人くんの復讐心や昼子様の愛を私は……美しいと思って…それで………

戦について何も考えられなくなったんですよね(感情人間の末路)

祝いの鈴を使ってお茶を濁します。
割れなかった!やったぜ。

超綺麗ですね………死ぬ時はここで死にたい。
白骨城の死の印のまばゆい光の中で、私は最高の復讐心を感じて死にます…………。

時登りの笛ダブルセットと草彅剛だ!
ハッピーセットのおもちゃみたいな骨。

とりあえず仁王水で行くかあ。本気でいま何も考えてないんだけど大丈夫?

今の私の脳内を占拠しているのは、黄川人くんの復讐心と、木枯が氏神になれないのに大江ノ捨丸が神になれたこと、それらを利用する天界と昼子様のことだけ……。

目の前にいるのは髪ですよ!
ノリで戦うしかない。

四ツ髪というのか。死の神じゃん。
やはり魔や悪に対する時のアヤメは殺意が高い。

仁王水です!
やってから思ったんですが、速鳥の方が良かったかなあ。

花乱火と寝太郎は頭いい進言ですが、

力士水で!もうこの辺り脳死で選んでたので戦術とか何も考えてないです。

ちょ!待って!!!

連続手番取られて杏さんがダブルパンチくらいました!
あーー!!!

やっぱりあのとき速鳥にしておけばよかった…!過去を悔いても仕方ない。

アヤメは前に出て円子しよう。

みるみるが幻八を出しているのは杏さんを労ってのことなのだろうか。

こんなに防御があってあんなに削られたんだもんなあ。

頑張って殴りで屠ることにします。
ここで術に切り替えないあたり駄目ですね。大江ノ捨丸戦のことを忘れるな。

ステータスはこんな感じです。

みるみるはアヤメを写そう。

鏡を向けられ認められた気がして嬉しかったのか、みるみるの寝太郎進言を真似するアヤメ。みるみるの戦い方をよく見ている。

ここは脳潰しでいこう!

キッツゥ〜〜〜!
このダメージなら通常攻撃の方がいいか?!

え、眠った?気絶させるって眠らせることの意だったのか……。
脳潰し…そういう技か……。

杏さんも後ろに下がってアヤメを写そう。
ちょっと頭を冷やそう。無茶苦茶すぎる。

アヤメ、いきなり前線一人になってしまったけど、アヤメだって少しずつ成長してるんだ。
前は「怖い」だったのが、「怖いけどやらなくちゃ。魔は討たなくちゃ。」に徐々に変わってきているはず。
進言も攻撃的だけど気遣いはある感じだからなあ。

ゲームメイクを女子二人に任せて、サポートに回った方がいいんじゃない?
進言採用プレイで行こう。

みるみる、ゲームメイクをしてくれ。

寝ている髪に連発式をお見舞いします!
安定的に強い!!連発式大好き。

おはよう四ツ髪。

これは寝起きの一撃!
600ダメージほどなんだよなあ。硬い…。

みるみるをいたわるアヤメ。

普通に攻撃した方がアヤメは強いな。連続攻撃で1,000近くダメージ出せてる。

みるみる寝太郎したがるねえ。
お雫で回復しました。

壱与姫…大江山後の解放ショットだけで私の推しになった卜玉ノ壱与ちゃんの術でしょうか。

どえええええええええ!!!!

絶望した。絶望しました。
何でそんなに回復するんですか!
白骨城の精神攻撃が酷い。

力士水を使いましたがあと一つくらいしかありません。ヤバい。これはヤバい。

アヤメのポンポンで叩いていこう!

体力が怖いけど、さっき髪に回復された分のダメージを取り戻したい!

4桁欲しい!4桁欲しい!

疾風剣では足りない〜!

ギャーーーー!!!
またもや壱与姫で超回復されました。お夏さん戦とは訳が違う…ってこれ大江ノ捨丸戦でも言った。

こちらの攻撃値を超える回復をされたら永遠に終わらない。どうしよう。冷静になろう。

術で戦おうにも、そもそも今月は連戦に連戦を重ねているから技力が切れそうなんですよ。今更祭り系バフ+術+回復で行ける気がしない。

物理で行こうにも力士水や仁王水はもう在庫切れしそう。
相手は超回復するんですよ。エンドレス倒せないんじゃ………。

「詰み」の二文字が見えてきた。
ヤバイ。死ぬ。

焦りすぎて脳潰しをしてしまう図。
アヤメは通常攻撃の方がダメージ出せるんだって!
あーでもこれ、眠りが入れば……。

今度は眠りが入らなかった。
連発式を連発式したい……。

杏(キョウ)
杏(キョウ)
このままでは押し負ける…………!
杏(キョウ)
杏(キョウ)
こんなところで…………!

くららを使います。
もうこれしか勝ち筋がない!
杏さんがさっき捨丸に食らったくららを四ツ髪にやり返す!これが怨嗟の連鎖!

眠った!
杏さんもここは絶対外せないって思ったんだろうなあ。今月のあんまりな采配をこれで取り返したい。

杏(キョウ)
杏(キョウ)
ミル!
海松(ミル)
海松(ミル)
言われなくともわかっている!!
杏(キョウ)
杏(キョウ)
アヤメ!
アヤメ
アヤメ
絶対…外さない……

アヤメの通常攻撃!

杏(キョウ)
杏(キョウ)
これで…決める…!

よかったーーーー!死ぬかと思いました。

杏、この戦いで落ち着きを取り戻したのか心の土が上がってきている。基本動じない人のはずなんですけど、瞬時に心を切り替えられるほど器用でもないのかもね。
そこは心の風が邪魔しているって感じ。

そしてここに来てみるみるの技風がすごい。
心は風以外が伸びてるのにね。情熱的な人になっていっている感じがする。

アヤメは最年少なのに、なぜか体が伸びない。アヤメが今月得たものは、身体的成長よりも精神的成長だというのか。心が安定して育っています。

あと2本かあ。もうすぐですね。

爆裂経験値を手に入れた時、成長まであと1で止まるのは仕様なのだろうか?
このみんな1足りないのが意味深な気もする。

帰宅〜。

そうなんですよね……。

もうここは思い出語り会場にしていいですか

アンジーが星彦様と交神して、そこでアンジー初めてびゃっくんへの気持ちに気づいて、それで生まれたのが相思です。

星彦様の元で織姫様の話を聞きながら、愛されて可愛がられて育ったんだろうなあ。
めちゃくちゃ純粋です。

相思って孔雀様と木枯と同世代なんですが、三人組という印象はあまりないですね。
「孔雀様のために」と木枯は相思を有効に使おうとするんですが、思ったよりも伸びませんでした。

技の風素質がめちゃくちゃ高いのに、大江山時代の岩清水ノ槌を使っているからです。途中から木枯は自分の能力開発の方に力を入れ始めました。

孔雀様木枯がタッグなら、相思は一歩引いたストーリーテラー的な存在だったのかな。孔雀様たちと仲が悪いという訳ではないんですが。

そのためか、相思は杏・海松・アヤメ世代の長兄ポジションにも収まっている気がします。

5月、お業さん戦で真実を知った日。相思がただののんきな子供から、朱点童子や一族について考えるようになった月。

杏から一族の歴史の詳細を聞いていた相思は、孔雀様や木枯以上に一族のことを知っています。それで朱点童子に同情しちゃったんですよね。

呪いで死ぬ間際のお母さんことアンジーにそんなこと言えないから嘘をついて、「良い子」を演じた。
同世代の孔雀様と木枯に相談しようにも、彼らは相思が同情してしまう根本情報の黄川人くんの過去を知らなかった。

だから相思は相談できなかった。
「朱点童子って俺たちとそう変わらないんじゃないか?あいつにも事情があるんだよ」って。

一人で抱え込むことになります。

「同じ情報を持つ杏ならわかってくれるんじゃ?」ってことで相談しましたが、杏は逆に復讐心を燃やすタイプだったので相容れませんでした。

相思は心境的に誰も理解者がいないひとりぼっちの状況が続きます。そして、彼の理解者は生涯現れることはなかった…かのように思われましたが、

魔切り姫様が相思の心を否定しなかったことで少し救われました。
そこから成長し始めたのかなあ。彼の持ち前の明るさや優しさが手助けして。
最初の髪を討伐します。

二ツ髪戦では途中で吹っ飛ばされて戦線離脱しちゃったんですよね。
正直「相思がいなくとも勝てる」と思っているのが今の一族だったのですが、全然そんなことはないことを思い知らされました。

娘のアヤメが誕生し、六ツ髪を下し、赤猫お夏戦へ。
この頃の相思はもう「親」の心になっていました。今まで朱点童子に同情していた気持ちは、相思が「子供」だったからです。

もちろんその気持ちをなくしたわけではありません。相思も誰かの子供ですから。
でも黄川人くんの言葉が全てではないこと、お業さんの気持ちや、自身の母親のアンジーの気持ちもようやく理解し始めるんですね。

アヤメを守りつつ、旧友の杏にももう一度寄り添いたいと思う相思。
一ツ髪戦の杏のワンマンショーを見て、「もう俺の力は必要ないな」と思ってしまいますが、杏が交神に臨むとあらば話は変わってきます。

今の一族で唯一「親」の立場にいる相思だからこそできる助言を杏にします。
「髪討伐も大事だけど子供を踊り屋にしたいのなら、子供のために指南書を取りに行こう」と杏の背中を押します。

これが相思の最後の出撃になることを知りながら。自分の武勲よりも家族を優先しました。

そして無事、扇の指南を入手したため、杏の子の江戸は踊り屋に就任。
江戸は晩年の相思の指導を受けます。

最初から最後まで、誰かに寄り添い続けて生きてきた相思なんです。
そんな相思が最期に遺した言葉。

ウワアアアアーーーーーーーー!!!!

相思相思………え、無理こんな………

泣いてる。

私でさえ涙止まらないのに、こんなん杏さんが聞いたら号泣するよ………

実際大泣きしてると思う。子供みたいに。
杏が今までずっと誰にも壊されないようにしていた砦が、相思の想いで決壊したんだと思う。

相思が杏を理解してくれた。
相思だけが杏を理解してくれた。
この遺言を聞いたらそう思うしかなかった。

今喜びとか後悔とか寂しいとか相思との思い出が全部ぐちゃぐちゃに混ざってるんだろうな。

相思は決して恵まれた人ではなかった。
それでも相思の中には家族が好きだという思いがずっとあった。

それはアンジーとびゃっくん、星彦様と織姫様の想いから生まれた子供だったから。

愛に人一倍敏感な人だった。
そんな人が、この家にもう一度生まれたいと言ってくれた。

誰よりも家族と仲間を愛する男だった。

無理でしょ………。

雷が落ちた。

何で今聞くの?!?!

何で相思の遺言を聞いた直後にそんな話をするの?!?!

孔雀様の時も言ったなこれ……。

葛藤しています。
全員氏神にしたいと言っていたのに。

遺言はこうだった……
相思の遺言を叶えるのならば、氏神を断るべきでしょう。

西海ノ静匁木様…サイカイ ノ シズメキ様って呼んだらいいのかな。
岩清水ノ槌を使い続けていたから「西海」なのだろうか。本当は風の男のはずなんですが…。

あとこの奉納点でこのステータスはかなり強いと思います。

ちなみに孔雀様はこうでした。

孔雀様が「天」、木枯は土に眠ったので「地」、相思が「海」になるかもしれないのか…。
天地海世代……なんか壮大だ。

それも相思を氏神にするか否かによるんですが…。

木枯は神になりたいと言っていた。相思も彼を氏神として奉るつもりでいた。
だけどなれなかった。

木枯は神になるかを選ぶ間も無く、呆気なく逝ってしまった。もう二度と木枯には会えない。

相思は違う。氏神様として奉ればもう一度相思に会える。名前は変わってしまうけど

やり方はどうあれ、一族のために身を粉にして、他人からどう思われようが、一族を存続させる為だけに今生を生きる杏を……相思は最後の最後で理解してくれた。

会いたい。相思に会いたい。
死なせたくない。

友だちだったんだ。僕をわかってくれたんだ。
愚かなのは僕だ。

まだ何もそーちゃんに返していない。
与えられているものに気づかず捨てて、理解しなかったのは僕の方だ。

杏ならそう思うんじゃないかな。
氏神の決定権は生存者にある……

ずっと一族のために尽くしてきたんだ、ひとつくらい望んで何が悪い!!!

杏という一個人の初めての心からの願いなんだ…。
西海(サイカイ)様って名前なんですよ?!再会(サイカイ)するしかなくない?!?!

私は一族の保護者なので逐一写真やらムービーやらを撮ってしまうのですが、氏神ってイツ花ちゃんの舞を見届けてようやく追加されるんですよね

孔雀様の時は「やったー!」という気分でムービーを撮っていたのですが……。

この、この間………無理すぎる………
あんなに感情的に氏神選択をしたのに、このイツ花ちゃんの舞の間は随分と冷静になってしまう……。

奉るを選んだ時は「これしかない」と思っていたのですが、イツ花ちゃんの舞と天へ昇っていくであろう相思の顔を見ていると……遺言がフラッシュバックして……めちゃくちゃ後悔してきました………。

杏は望んだけど、相思は望んでなかったんだよな、氏神………

氏神は永遠の命を持っているわけで、仮に氏神と交神したとしても、生まれる子は相思が転生した姿ではないしな……

氏神昇天の時のBGM……やだな………
儀式的で無機質で素朴な凛とした綺麗な音なのに何故か居心地が悪くて……耳に残る感じで…………なんて言ったらいいんだろう。

とても悪いことをしてしまったような、そんな気持ちになります。
人体錬成を行ったエル◯ック兄弟もこんな気持ちだったのだろうか。

これって禁忌なの?

だってそうしにあいたかったんだ

黄川人くんが囁いている。

「彼の最期の願いを蔑ろにしてまで?」

「それで君自身の願いは叶えるんだ。なんともご都合主義なこった。」

「よーく考えてみるといい。」

「裏切り者は誰だ」

さ、西海さまどんな顔をしているんだろう。
相思相思的には杏を信じたからああいう遺言を残した

だって会いたかったんだ。木枯には二度と会えないんだよ。

神様一覧を開いて目に入った「新」の文字。
ここで彼は永久に生き続ける。もう二度と、静匁木家に生まれることはない。
彼の望みは叶わない。

それをようやく理解し、

西海ノ静匁木様の真っ直ぐこちらを見る目を、見つめ返すことができなかった。

教訓

一時の感情で氏神にするな